必見!コンバージョン率アップに役立つ7つのアイトラッキング事例

【この記事の所要時間:約 5 分】

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ランディングページやウェブサイトのコンバージョンを最適化するためには、コンバージョンやユーザビリティ分析などにより、現状の問題を把握することが必要不可欠です。

中でも視線の動きからユーザーの行動を読み解く手掛かりとして、アイトラッキング分析はとても重要です。

アイトラッキングとは人の視線の動きを可視化し、どこを見ているのかを視覚化することで、ランディングページやウェブサイトの問題発見と改善に繋げる技術です。

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アイトラッキングの調査結果を表すヒートマップでは、上図のようにユーザーがページのどの部分を見ていたのかが明確にわかります。(出典:ニールセン博士のAlertboxより

しかし、残念なことにアイトラッキング分析を導入するためには、時間と手間、そして、コストが必要です。

そこで、今回は、QUICKSPROUTが公開しているアイトラッキング分析の事例を7つ紹介します。

これから紹介する事例からヒントを得て、ランディングページやウェブサイトの改善に役立てて欲しい。

1 . モデルの視線が与える影響

1つ目の事例は、ヘアケア用品を取扱うSunsilk社の事例です。

モデルの視線による注目度の変化をテストし、モデルの視線が正面を向いている広告と商品に視線を向けている広告で比較した結果、以下のような結果になった。

モデルが正面を向いている広告では、視聴者のうち6%が商品を閲覧し、一方、モデルが商品に視線を向けている広告では、視聴者の84%が商品を閲覧していた。

Variation 1

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Variation 2

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この事例から学べることは、モデルの視線は、視聴者の視線を誘導し、重要なメッセージを伝えるのは非常に効果的な方法ということです。

したがって、人物写真を使用する場合は、その人物の写真が最も重要なCTA(コールトゥアクション)ボタンを見ている必要があります。

2 . Google検索結果の画像やビデオが与える影響

2つ目の事例は、Googleの検索結果に表示されるテキストと比較して、写真やビデオが視覚的にどのような影響をもたらすのかを分析した事例です。

結果は以下のとおりです。

Case 1

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Case 2

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明らかに商品サムネイルやビデオサムネイルに注目が集まっていることが分かると思います。

この事例から学べることは、Googleの検索結果に影響を及ぼす、GoogleプレイスやGoogleショッピング、YouTubeなどのサービスが視覚的にもとても有効的ということです。

まだ、これらのサービスを導入していない場合は、いずれのサービスも無料で使うことが出来るので、ぜひとも、導入を検討して欲しい。

3 . 性別による視覚の比較

3つ目の事例は、性別(男女差)の違いによる注目の変化を分析した事例です。

結果、男性の方が女性より37%長い時間、胸を見ており、女性の方が男性より27%長い時間、指輪を見ているという結果になりました。

Case 1

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Case 2

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このアイトラッキングで分かることは、男性と女性とでは、異なった画像やページを見て、商品を理解するということです。

したがって、コンバージョン最適化も性別に分けて行う必要があります。

訪問者の人口統計が不明な場合は、ユーザーローカル社が提供するなかのひとユーザーインサイト、あるいは、SurveyMonkeyなどのアンケートツールを活用して、訪問者の属性を把握することをおすすめします。

4 . シンプルなデザインが与える影響

4つ目の事例は、ファッションブランドのプラダとLGエレクトロニクスが共同開発した携帯電話のブランド「PRADA Phone」の事例です。

この事例では、シンプルなデザインがユーザーの視線にどのような影響を及ぼすのかをテストしました。

結果、シンプルなデザインは、下図のように自然な視線の流れを保つことが分かりました。

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ランディングページのコンバージョンを高めるためには、不要な要素(画像やテキスト)をすべて排除し、シンプルなデザインであることが重要です。

5 . 平均的な人のページ閲覧の事例

5つ目の事例は、平均的な人がどのようにウェブページを閲覧するのかをアイトラッキングした事例です。

結果、以下の2つのことが分かりました。

  1. 平均的な人は、10〜20秒の間に、およそ250文字を左から右に読む
  2. ページの左側を見るのに、全体の69%の時間を費やしている

これは、最も重要な要素はウェブページの左側に配置する必要があることを意味します。

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したがって、最も重要なメッセージやCTA(コールトゥアクション)ボタンを左側の上部に設置する必要があります。

6 . 体の動きや向きが与える影響

6つ目の事例は、人物写真の体の向きが与える影響を分析した事例です。

1つ目の事例で、視線の向きが視聴者に影響を与える事例を紹介しましたが、この事例は視線だけではなく、体全体の動きが与える影響を分析しました。

結果、視線より体の向きの方がより大きな影響を与えることが分かりました。

Case 1

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Case 2

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体の向きを正面ではなく、製品に向けることで、視聴者の注意が製品説明や商品画像に向いていることが分かると思います。

この事例から学べることは、視聴者は閲覧している人物の視線や向いている方向に注目する傾向があるということです。

そのため、ランディングページなどに人の画像を使用する場合は、正面を向いた画像ではなく、製品やサービスを向いている画像やCTA(コールトゥアクション)ボタンを指差すような画像を使うことをおすすめします。

7 . 手書き文字が与える影響

最後の事例は、手書き文字や手書き画像が与える影響についてです。

ランディングページのCTA(コールトゥアクション)ボタンなどで下図のような手書きメッセージや矢印が使用されます。

参考例

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この手書きメッセージがどのくらい影響を与えるのかを、アイトラッキングした結果、下図のような結果になりました。

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手書きメッセージや矢印に注目が集まっていることが分かると思います。

また、手書きメッセージに関しては、事例5で紹介した「重要な要素をウェブページの左側に設置する」と組み合わせるとより効果的です。

なお、手書きのフォントに関しては、コリスさんの『漢字も使える手書き風の日本語フォントのまとめ』で個人サイトや商用サイトで無料利用できる手書き風の日本語フォントを紹介しているので、チェックしておこう。

最後に

アイトラッキングの事例はいかがでしたでしょうか。

最後に紹介したアイトラッキングの事例から学べる法則を列挙します。

  1. 人物写真の視線を商品に向けると注目度がアップする
  2. Google検索結果の画像サムネイルはビデオサムネイルはかなり効果的
  3. 性別により、注目する箇所が異なるための属性に合わせた最適化が必要
  4. 余計なものを排除したシンプルなデザインが効果的
  5. 平均的な人は全体の69%の時間を左側の閲覧に費やしている
  6. 人物写真の体の向きを商品に向けることで注目度がアップする
  7. 手書き文字や矢印はとても効果的

ランディングページのコンバージョンを最適化するためには、ユーザーの動きを把握することはとても重要です。

アイトラッキングを行う余裕がない場合は、低コストで同様の結果を生むことができるヒートマップツール(crazyeggCLICK TALE®)を活用することをおすすめします。

いずれのサービスも無料プラン、あるいは、無料試用期間がありますので、ぜひ、導入を検討してみてください。


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